2025.08.01
飛騨のお座敷文化を学ぶ会
まち宿壱龍の清水と申します!
暑中お見舞い申し上げます。全国的に高温が続いておりますが飛騨の夏もなかなかなものでございます。
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私は飛騨に移住して10年近くなりますが、お盆を過ぎたらとても過ごしやすくなるよ!
とよく先輩方に教わったもので、じゃあ高山もうじき秋だ!と自分に言い聞かせて、
この暑さを乗り越えております。
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お盆が近くなるにあたり、今年は夫の母にご先祖の墓に連れて行ってもらうのがなんだか楽しみです。
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お盆といえば盆踊り。高山から1時間ほど南の郡上八幡の郡上踊りは全国的にも有名のようですが、
飛騨高山にも独自の盆踊りが存在しております。
『飛騨やんさ』というもので、発祥は戦国時代に飛騨攻めを行った武田軍が踊ったもの、
江戸時代の百姓一揆大原騒動で仲間に情報を伝える手段として歌詞を暗号に使って町に広めた
というのが所説だそうです。
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いかにも詳しいように書いておりますが実は私がこの『飛騨やんさ』を知ったのは
つい先日、『のこさまい会』というイベントに参加させてもらったときです。
(のこさまい=残そうじゃないか)
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この『のこさまい会』は、飛騨の伝統的なお座敷文化を楽しく学べるイベントでございまして、
年に数回開催されております。
地元の方だけでなく観光客の方も参加可能。参加者はまさに老若男女です。
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今回は宴会料理の意味や作法を教えてもらったり、飛騨伝統の唄をみんなで唄ったり、
三味線や鼓、芸者あそびを体験できるものでした。
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そして〆には、お盆ももう少しということで『飛騨やんさ』を踊りましょう!となりまして、
この踊りに慣れ親しんだ先輩方の見様見真似で踊ってみるのでした(^_^)/


この踊りについてもそうですが、
伝統を学んで、受け継ぎ残していくことって素敵やなとしみじみ思います。
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8月24日(日)には飛騨高山まちの体験交流館にて市民盆踊り大会も開催されます。
皆様に飛騨の夏をお楽しみいただければと思います😊